まだ六月だというのにジリジリと照りつける太陽を、一発殴りたい気分だ。梅雨明けをしていないのだから、そんなに熱く照らさなくても。大雨も嫌だが、梅雨なら梅雨らしくしとしとと小雨でも降らしていろ。
「……遅い!」
こうして朝から待つのは毎日のこと。だからある程度は覚悟しているが、リンの寝起きの悪さはどうにかならないだろうか。今日もまた、リンは家から出て来ない。リンの部屋を見上げ続けてすでに三十分は経った。この炎天下で。……そろそろ諦めようか。
二階の自室に戻り、窓からリンの家のベランダへとび移る。一応窓をノックするが、反応がないのはいつものこと。そして鍵が開いているのも同じく。不用心にもほどがある。侵入して下さいとわざわざ言っているようなものだ。けれど何度注意してもリンは直さない。
――だって鍵開けてないとレン起こしにきてくれないでしょ?
それはつまり、俺が起こしに行くことが前提になっているわけで。別にそれでも構わないといえば構わないけれど、夜中に何かあったらと思うと気が気ではない。
はぁ、とため息を一つ零して、部屋の中へと入る。カーテンを閉め切っているせいで薄暗い。ずっと鳴り続けるアラームの音など耳に届いていないようで、リンは規則正しい寝息をたてながら、すやすやと眠っている。ベッドに座ると、二人分の重さにたえかねたのか、ギシリと軋む音がした。
これは軽く拷問ではないかと思う。無防備に安心しきった顔で眠るリンを前に、何の手出しもできないとは。柔らかな髪も、長い睫も、妙に色気のある唇も、全てが愛しくて、触れたいという衝動に駆られるというのに。
手を伸ばす。リンが悪い。無防備すぎるのだ、リンは。俺が男であることをわかっていない。
ひとまずここは、リンから誘ったということで。
「レン……」
突然聞こえた声に、心臓が跳ね上がった。あと数センチでリンに触れる距離にあった手が止まる。リンが起きてしまったかと心配したけれど、リンは眠ったまま。俺は行き場を無くした手で頭をかいた。
きっとリンは知らない。俺が毎朝必死の思いで自分の欲を抑えていることなど。当の本人が無自覚だから尚更困る。いつまで我慢がもつかと俺自身冷や汗ものだ。リンの寝起きが良かったなら、こう毎日悩む必要もないのに。
大きく息を吸い込む。叫べば起きるだろう、起きてくれ。でなければ、もうそろそろ耐えられない。俺はそこまで我慢強い人間ではないから。
「リンっ! 遅刻するぞ起きろ!」
明日はもう無理かもしれない。
俺の葛藤にきっと君は気付いてない
ピアプロへの投稿すっごく久しぶりすぎてどうしよう…お久しぶりです、もしくははじめまして。ミプレルとか申します。読んで頂いてありがとうございます!てか何て適当なタイトルだ、無駄に長い
鏡音をいちゃつかせたいのにリンが起きない← リンの寝起きは悪そうです。
コラボへの提出物とか色々書かないといけないのに、書く時間がめっきり…い、生きてますよ!鏡音愛してますよ!←
しかも書いてもこの短さ\(^0^)/小説カテでいいんでしょうか…
ここまでのお付き合い、ありがとうございました。感想、アドバイス、誤字脱字の指摘等して頂けたら嬉しいです。
6月ですし、各地で大雨の被害が~と言われていますが、私の地方は全く降らない件←
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