1
差し出した紅い薔薇を
嬉しそうに受け取るあなた

綺麗だと褒めるこの瞳に宿る狂気に
まだ気付いていない


Under the Rose

私はケダモノ
純真無垢な少女の皮を被ったケダモノ
茨の森でサロメの踊りを踊る

今もこうしてあなたの後ろで息を潜めて
いつかその背に爪を突き立てる瞬間を夢見ている

ねえ愛して?
そろそろひとり遊びには飽きてしまったの




2
ピンク色の薔薇の花束を
抱えて何処かへ出掛けるあなた

その姿をなぞる視線の粘度に
きっと永遠に気付かない


Under the Rose

私はバケモノ
恋する乙女の名を騙ったバケモノ
破滅の歌を歌うローレライ

これは嘗て愛と呼んだもののなれの果て
後はひたすら心を蝕み私を苦しめるだけの悪夢

ねえどうして?
選んでもらえなかった人魚姫はどうしたらいいの?





(ねえ薔薇はお好き?)

(早く、此方よ)

(私ね、泡になって消えるなんて許せないの)



…Under the Rose?


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

Under the Rose(曲募集中です)

Under the Rose=秘密

ラストの括弧内は台詞のイメージです。

人魚姫は王子様と結ばれませんでしたが、かといって海の泡と消えたりもしませんでした。
―全ては薔薇の木の下で。

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投稿日:2008/12/22 07:09:39

文字数:443文字

カテゴリ:歌詞

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