きらりきらり 瞬くなかで
あなたが見せた 一夏の思い出
まるでそれは 蛍のようでした
「蛍の光を知っている?」
都会ぐらしの私に あなたはそう言ってたね
蛍の寿命は短くて なのに素敵に輝いて
まるで夜にだけ光る 星や月みたいだって
ねえ あなたは覚えてる?
私がそんなあなたに 夢中だったこと
ねえ あなたは覚えてる?
また行こうねと 約束をしてくれたこと
きらりきらり 瞬くなかで
あなたと見た 一夏の思い出
いつしかそれは 夢物語になるの
「また次の夏に、蛍を見よう」
都会ぐらしの私に あなたはそう言ってたね
夏の間 きらりきらりと光る輝き
私とあなただけの世界 そこは光の世界でした
ねえ あなたは覚えてる?
私があなたの傍で 凄く幸せだったこと
ねえ あなたは覚えてる?
ずっと一緒にいたいと 話をしたこと
きらりきらり 瞬くなかで
あなたが見せた 一夏の思い出
まるでそれは 蛍のようでした
きらりきらり この暗闇で
ぽつりぽつり 光が失っていく
去年とそう 違うのは
今年はあなたが もういない
去年とそう 違うのは
今年も蛍が ここにいるのに
あなたはもう ここにはいない
あなたの光に もう 会えない―――
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