一つ理解する前に
千を消されてしまう
明日はないと知ったけど
猛毒だと分かったけど

僕は言うよ　君も言ってみて

僕は言うよ　鈍く光る言葉
それでいい　少し照らされるなら
瞼を焼いてもそれでいい　側に君がいるなら

この声がまた聞こえる
「間違っている」と囁く
無視したって消えない
もう一人の自分だから

僕は聞くよ　君も聞いてみて

僕は聞くよ　重く刺さる言葉
それでいい　いる場所が分かるなら
だけどもう見えない
自分の形さえも消える
全てが黒く溶かされていく
遠く水面に太陽は吸い込まれていく

やがて
全てが黒く溶かされていく
そしてもう分からない
何が本当のことだったか
だけど　それでいい
嵩む感情に溺れて
黒く溶けてもそれでいい　側に君がいるなら