ある日私は一人になった。
一人を選んだ。
それが私が選んだ選択だった。
…防衛本能なんだ。
「感じなければ、壊れない」って。
失うのが怖いなら
辛いなら
嫌ならば
最初から『大切』なんて作らなきゃいい
持たなきゃいい
確かにあの時間は存在して
楽しくて
幸せだったけれど
それに『終わり』があるならば
その日常すらも無かったことに
地味な子になったんだ、私
誰も近寄らなかった
近くから聞こえる笑い声
そのうち私は人との関わり方も忘れた
できたことすらできなくかった
私は自分を失った
そして作り直した
作り直した
作り直した
わからなくなった
わからなくなっていった
ある日私は自ら一人になった。
私は教室の椅子に化けた。
それが私が選んだ選択だった。
…それが正しいんだ。
救いなんだ。
たった一つの
私にできる選択肢
「元から存在しなければ、壊れない」って。
私は現状維持を選んだ
私は動かなくなった
動くことすら怖くなって
できなくなって
私はただ座り込むだけだった
いつの間にか私は埃を被り始めていた
これで私は傷つかない
これで大切な人は傷つかない
私はみんなの幸せを選んだ
私は私の幸せを選んだ
失うまでの幸せより
最終地点の未来の方が大切でしょ?
……ねぇ、そうでしょう?
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