[A]
その匂いも　後のキスも
私は好きではなかった
その煙りも　後のハグも
私は好きではなかった

[A]
愛してると　その言葉も
いまいち好きにはなれなかった
イヤな物の　その時間も
いまいち好きにはなれなかった

[B]
隔てた空間の奥から
くわえた仕草をじっと見つめた
単純に吸ってる横顔
ただそこに惚れたの

[サビ]
今はもうそんなことも
イヤだと好きだと言えないの
染み込んだきみの嗜好
机の上に置いたままで
遮ったこのガラスも
冷たいそれだけ寂しくて
晴れた空綺麗過ぎて
箱を掴んでは潰した

[A]
大きな手も　高い背も
私は好きだと思った
苦笑いも　いい笑顔も
私は好きだと思った

[A]
真夜中の　囁きも
そんなに奥に響かなかった
一休みの　嗜好タイム
惚れてる心を突いてきた

[B]
思い出ばかりの部屋だから
尚更呟く言葉が増える
嫌いだと思ったそれが
ただ今は恋しい

[サビ]
くゆるその嫌な匂いも
なつかしい戻れないそれならば
裏の裏表にして
素直に伝えればよかった
こんなにもこんなにも
涙と溜め息混ざり合う
潰されたきみが好きな
銘柄を一つ吸ってみた

[C]
漂い霞む煙
やっぱり私は嫌い
思い出を描きながら
ゆっくりと消した

[サビ]
今はもうきみにこれを
イヤだと好きだと言えないの
遮ったあのガラスの
奥まで見てても冷たくて
こんなにもこんなにも
何度も後悔それならば
少しでもただ素直に
伝えておけばよかった

[サビ]
好きでした好きでした
今更言葉に出してみる
好きでした好きでした
あの時言えずにごめんね
好きでした好きでした
言う度温もり戻るなら
好きでした好きでした
何度も何度も重ねるよ

(好きでした　好きでした)

[A]
あの匂いも　後のキスも
私は好きではなかった
あの煙りも　後のハグも
私は好きではなかった

でも裏では　きみのことを
私は好きだと恋してた