揺らぐ 陽炎へ 移ろう 魂魄
陽は熔けて 広がりて 緋色が 世界を覆う 

弐の月没れる夜 解き放たれし夢
荘重を纏いて 現世を謳う

灯せ 今を焼き付ける眼を
過去を掬い取る手を
踏みしめた 未来を 爪尖へ

闇に 咲え独り咲え
生命を啜り咲え
緋の出ずる 幽世 響き尽くせと
玉座に浮かぶは 幻戯の王冠


焔 流れ逝き 彷徨う 魂魄
素は燃えて 瞬いて 緋色が 世界を奪う

銀の 蔦葛裂いて 飛び散る聖き棘
夢幻の 荒野で 輝きを謳う

伸ばせ 今を越え抜く腕を
過去を受け止める背を
廻転りゆく 未来の 断片を

我に 咲え皆へ咲え
望みのままに咲え
根源の 境界に 契りの痕を
水面に映るは 赦しの十字架



玲瓏たりし 肌 煌いて
夕暮れも 業火も ただ 緋と 化して 


螺旋の光芒浴びて 
理の壁 越えて
躰を包み 装飾るは 金の枠

此処で 咲え気高く咲え
己の鼓動を咲え
満ち足りし 意識を 宙の彼方へ

瞼沁み通る景色は 未だ
無垢なる緋色の微笑みを待つ

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緋ニ咲ウ幽世ノ王 歌詞

楽曲
https://piapro.jp/t/r5rE
の歌詞になります。

閲覧数:49

投稿日:2024/12/07 20:47:40

文字数:441文字

カテゴリ:歌詞

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