僕は(自分で言うのもなんだが)いわゆる「普通の高校二年生」だ。

今まで普通の幼少期を過ごし、普通に小中学校を卒業し、普通に高校に進学した。

だが、先月、事件が起こった。



告白された。

女の子に。

要約すると「好きです、付き合って下さい」と言われた。





正直、頭が爆発するかと思った。

好き?何で?誰を?僕か?僕なのか?マジですか?何かの間違いでは?(この間2秒)

など脳内をアドレナリンとか何かよくわからないものがドビャドビャだだ漏れして…。




OKしちゃった。

て、言うか断る理由ないし。

て、言うか、正直、彼女とか、欲しかったし。

友人が言うには「彼女が出来ればあんな事やこんな事で…ムフフ…」らしいし。




いや、僕は全然やましいこととか考えてないぞ。

うん、健全健全!今日も元気だな!






まぁ。

と、いうわけで。

今日は彼女とデートなるものをする事にあいなった。

ちなみに彼女は年下だ。

僕は17。彼女は16。つまり高校一年生。

「どんだけ待てばそこまでのびるのさっ!?」と突っ込みたくなるくらい長い(でもスゴく綺麗な)髪をツインテールにしてるのが特徴の女の子。

ハッキリ言って、かわいい。

今でも何で僕に告白したのか、全くわからない。

なーぜー?

聞いてみたけれど教えてくれなかった。

「ナイショ」らしい。

…わからん。




でも、今日はデートなのだ。

何かわかるかもしれない!



だがしかし!

早速問題発生だ!

…寝坊した…。

起きたら待ち合わせの時間でした…。

オラ、ヤッチマッタダ…。




と落ち込むこと13秒。

窓の外から何か聞こえてくる。

「コケコッコー」と言ってるようだ。

何者だ!住宅街のど真ん中で「コケコッコー」なんて叫ぶスットコドッコイはっ!




はい、彼女でした。

付き合って一月になる僕の彼女でした本当にありがとうございました。



どうやら僕が寝坊する事を予期して迎えに来たようだ。

もう一度、彼女の方を観る。

…か、かえるのうたを…歌ってやがる…。

なん…だと…。



僕はお気に入りのジーンズを履いて身支度を急ぐ。

このまま彼女が歌い続けていたら間違い無く変質者扱いだ。

彼女は変質者じゃあない!ちょっと不思議っ子なだけなんだ!


兎に角。

僕と彼女の1日が。

始まる。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

僕と彼女のありふれた1日(その1)

ついでに小説も投稿します。

この小説、音楽の方にある「童謡「かえるのうた」の変なの」と内容がリンクしています。

http://piapro.jp/content/4ig6avld987wk3go

他の曲にもこんな小説(って言うのか、これ?)を付けてきますんで、よろしくお願いします。

閲覧数:289

投稿日:2008/12/13 11:42:41

文字数:1,019文字

カテゴリ:小説

  • コメント4

  • 関連動画0

  • 紫杏

    紫杏

    その他

    春兎さん>
    どうも、ブクマありがとうございます。
    「心が暖まる」なんて感無量でございます。
    これからも自分が高校生だった頃を思い出しつつ(古傷をえぐり返しつつ)書いていきます。

    ちなみに童謡カバーを次回作で終了にするつもりなのでこのリンク小説も全6話で終了になる予定です。
    曲がまだ出来ていないのでいつ書き終わるかわかりませんが、お暇だったら続きも読んでやってください。

    2008/12/21 02:26:10

  • 春兎

    春兎

    使わせてもらいました

    大変勝手ながら、ブックマークさせていただきました。

    とても、読んでいて心が暖まるような、感覚になりました。

    2008/12/20 09:23:41

  • 紫杏

    紫杏

    その他

    リーレさん>

    はい。
    自分、ミクしか持ってないんで基本的にミクだと思ってください。
    主人公は自分が高校生の時の自分や友人なんかをミックスした野郎になってます。
    良かったら続きも読んでやってください。あと、音楽も!

    2008/12/13 19:26:57

  • リーレ

    リーレ

    ご意見・ご感想

    面白い小説ですね!
    彼女かわいいです^^
    彼女はミクですか?

    2008/12/13 18:15:52

オススメ作品

クリップボードにコピーしました