破り捨てた青空 紙飛行機を飛ばした
ガラス越しに映る顔 僕はどこを見てるんだろう

白く汚れた黒板に 誰かの夢が描かれる
教室、隅の机で 針が廻るのを見てる

今は何時? そろそろかな?
「サヨナラ」告げてドアを出る

見慣れた校舎の色 セピア色に輝いて
履き潰した靴を鳴らし 三年分の段差下りる
触れる色褪せた壁 いつ傷を付けたっけ?
夕焼け色濃い空 涙が溢れてきた


咲き吹雪いてた花びら 足跡達を残した
見下ろしていく狭い庭 初めはとても広いと思った

聞こえてくる多くの声 いつかの日々が木霊する
朝礼台に腰かけて 懐かしい夢を見てる

残る写真 色々だね
「サヨナラ」溢し目を閉じる

鳴り出す校舎の音 ベルが深く沁み込んで
走り続けた風の中 三年間の幕が降りる
反響してく空の下 心に刻む鐘の音
もう聞くことは無いから 涙が溢れてくる


映る景色 様々な音
「アリガト」告げてお辞儀した

振り返り仰ぎ見る セピア色した学び舎
通いなれた門を抜け 三年分の夢を抱く
「サヨウナラ、アリガトウ」 前を向いて歩きだす
明日からは違うから 涙をそっとしまい込む

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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「     」と告げて

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投稿日:2019/12/21 04:24:39

文字数:485文字

カテゴリ:歌詞

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