A
思い出重なる景色
いつの間にか溢れている
幻は幸せそ(う)に
軌跡のなか寄り添っている

同じくらい晴れているのに
変わったね、ふたりの距離
届くのに伸ばせない手
柔らかいのに寂しい声

B
見ていた未来が違ったね
気づいたからほら前を向く

S
観覧車でさよならしよ(う)
世界一優しいさよなら
この小さな部屋のなかで
最後の恋にキスをした

扉開けば別々の
道になるから今だけは
小指だけでもつながせて
ゆっくり空が遠ざかる

A
相合傘で触れるたび
ほんの少し熱があがる
照れくさそ(う)に目をそらし
ごめんねと君ははにかむ

外はすっかり雨あがり
濡れた肩がただ愛しい
ふいに水たまりはねて
そこだけ時間が止まったね

B
進むのは動きだしたから
葉っぱから伝う一雫

S
観覧車でさよならしよ(う)
優しい優しいさよなら
離れ離れのぬくもりに
最後の恋はキスの雨

C
戸惑いながら触れ
離れて触れまた離れる
さよならだけがこんなに
誰よりも近いなんて

窓に映る晴天は
なんでだろう、迷子みたい
長い睫毛揺れるから
笑うよ、大丈夫って

S
覚えてますか約束は
いつかいつかと待ちぼうけ
蕾のままで日が暮れて
諦めるよ(う)に手を振った

LS
観覧車でさよならしよ(う)
融けるほど優し(い)さよなら
空に届きそうなくらい
最後の恋は綺麗でした


——ひらがな——
A
おもいでかさなるけしき
いつのまにかあふれている
まぼろしあわせそ(う)に
きせきのなかよりそっている

おなじくらいはれているのに
かわったねふたりのきょり
とどくのにのばせないて
やわらかいのにさびしいこえ

B
みていたみらいがちがったね
きづいたからほらまえおむく

S
かんらんしゃでさよならしよ(ー)
せかい(い)ちやさしいさよなら
このちいさなへやのなかで
さいごのこいにきすおした

とびらひらけばべつべつの
みちになるからいまだけわ
こゆびだけでもつながせて
ゆっくりそらがとおざかる

A
あいああがさでふれるたび
ほんのすこしねつがあがる
てれくさそ(ー)にめおそらし
ごめんねときみわはにかむ

そとわすっかりあめあがり
ぬれたかたがただいとしい
ふいにみずたまりはねて
そこだけじかんがとまったね

B
すすむのわうごきだしたから
はっぱからつたうひとしずく

S
かんらんしゃでさよならしよ(ー)
やさしいやさしいさよなら
はなればなれのぬくもりに
さいごのこいわきすのあめ

C
とまどいながらふれ
はなれてふれまたはなれる
さよならだけがこんなに
だれよりもちかいなんて

まどにうつるせいてんわ
なんでだろおまいごみたい
ながいまつげゆれるから
わらうよだいじょおぶ(っ)て

S
おぼえてますかやくそくわ
いつかいつかとまちぼおけ
つぼみのままでひがくれて
あきらめるよ(ー)にておふった

LS
かんらんしゃでさよならしよ(ー)
とけるほどやさし(い)さよなら
そらにとどきそおなくらい
さいごのこいわきれ(ー)でした

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

サヨナラ観覧車【曲:あん様】

曲はあん様がつけてくださいました。

柔らかい言葉でさよならを書いてみました。
さよならがテーマですが、
後ろ向きすぎない切なさと柔らかさをイメージしています。

タイトルは仮称です。
(現在での他タイトル候補は
観覧車でやさしいさよならを
やさしいさよなら観覧車
サヨナラ観覧車
やさしいサヨナラ観覧車
です。(もちろんこの限りではありません)
編曲の際の歌詞改変、調整は問題ありません。
また、対応も可能です。

閲覧数:145

投稿日:2021/09/03 02:25:00

文字数:1,273文字

カテゴリ:歌詞

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