「余りにもさりげなく、あっけなく」

空調が効きすぎている 閉め切った部屋の中 
何も期待していない 同じ毎日 
楽しいこと 頼れるもの これといって なくて 
1日を処理していく 今日も 静止画の 顔で
そんな時に 前触れなく ふいに 忍び込まれる 
閉じているのに どう入った?

余りにも さりげなく あっけなく 恋に落ち 
電車いくつか 見送って 
今日は 君に 会えるかな 
偶然に見せかけた必然 運命なのかと 思い込んで 
無理だろうと 思う日は 真の偶然 跳ねる心臓


会話の反省をしたり 反応を気にしたり 
精神的な疲労で 想い の確度に気づく
そんな時に 前触れなく ふいに 見せつけられる 
開きかけたのに もうダメだね

余りにも さりげなく あっけなく 恋が落ち 
君と誰かを 見送って 
予想 よりは 平気だな 
悲しむほどの関係じゃない 座れなくなった 特等席 
だけどせめて 斜め前 くらいの席 座っていたい

君は素敵だし 相手もきっと素敵だろう 
でもこの胸 湧き上がる 醜いもの隠して

余りにも さりげなく あっけなく 落ちた幕 
この儚さで ちょうどいい 
次は せめて 始めたい 
こんな恋は愛の無駄遣い そう思いながら 人はきっと 
運めのように 同じこと 幾度となく 繰り返すだろう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

「余りにもさりげなく、あっけなく」

「レモン・作詞家さん探してます」さんの『【歌詞募集】切ない系デジタルポップ』に書いた歌詞です。
余りにも簡単に恋に落ちて、余りにも簡単に失恋してしまった、という話がテーマです。

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投稿日:2024/04/28 15:26:29

文字数:565文字

カテゴリ:歌詞

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