グラスから水が溢れるように 
滴り落ちる 満腹な世界で 
歪んだ表面 真実は見えない 

渇いてもいない喉 潤すために 
差し出されたグラス受け取って
注がれるまま 何度も何度も飲み干した

零れ落ちる水は 透明に満たされいるのに 
それとは裏腹に心は空しくて 
きっと色々なものを注がれ過ぎて 
僕はこの世からあふれ出たんだろう 

もうなにもそそがないで 
美しい色を注がれたグラスは 
なぜだかとても醜かった 
もうこれ以上は零れたくない 


グラスに注いだ綺麗な色
ぐるりと混ぜて 人々に見せたら
綺麗と褒められ 僕はいなくなった

満たされていない心 差し出し続け
注いでいるうちに溢れだし
残ってるのは 残響残影それだけに

零れ落ちる水は 極彩に満たされているけど
混ぜ合わせてみたらすすけた灰色で
多分様々なものを掛け合わせたら 
元の色なんて興味ないんだろう

もうなにもそそがないで
数々の色が交じり合うグラスは
濁った暗い色になった
もうこれ以上は失くしたくない

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ココログラス

もうなにもそそがないで

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投稿日:2021/04/24 22:35:51

文字数:443文字

カテゴリ:歌詞

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