君が愛でし花を手折りて
落つる花弁を見つめ微笑む
翔けた魂(こころ)が望みしものは
そんなものではなかったけれど
歪むこの愛を 心に閉じ込め
去り行く私を どうか忘れないで
素直になれぬ私と 移り気な貴方と
もしもその身に縋れたなら
違う結末(おわり)があっただろうか
君が衣に抱かれた花よ
散り逝く姿も焦がれ羨む
鬼と変わりし浅ましき影
己一人が怯え嘆いた
二度と会わぬこと 心に誓って
ただ安らぎましょう 深い闇の底で
涙は見せられぬままに 想いも告げられず
立場に怯え嘆いたとき
闇が私を染め尽くしたの
失くしたこの愛を 心に宿して
去り行く貴方を もう求めないから
罪に染まる私を どうか見詰めないで
もしもその身に縋れたなら
違う結末(おわり)があっただろうか
二度と会わぬこと 心に誓って
ただ安らぎましょう
鬼はまだ私の中に居るのだから
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