どんなに押しても無理だ
これ以上気持ちが動かない
行きたいところに向かない

動かないままの気持ちを
押し続ける力も無くなって
どうしたいかも忘れちゃった

石像のような岩のような
形の有った形跡が少し
風化してそれもあやふやで

機械反応みたいな笑顔で
世の中は生きていけるから
とても便利になったんだね


こんなに引いてもだめだ
この先に気持ちが動かない
着きたいところに着けない

止まったままの気持ちを
引き続ける意欲も無くなって
どこ行きたいかも忘れちゃった

銅像のような鉄のような
粘度の残る足跡が少し
劣化してそれもあやふやで

機械仕掛けみたいな素顔で
世界中生きていけるから
とても楽になったんだね


「ビョーイン」は「ビョーキ」の名付け親
何が欠けてるか全て知ってる
私のビョーキは何色かなって
可愛い色だといいのになって


こんなに抱いても無意味
体温で気持ちが温もらない
いたいところにいられない

眠ったままの気持ちを
抱き続ける強さも無くなって
どこにいるのかも忘れちゃった

濃霧のような雲のような
温度の有った胸元を少し
抜糸してそれも継ぎ接ぎで

精密機械みたいな寝顔で
一人でも生きていけるから
とても優しくいられたらね


放り投げた心臓の音
止めかけた息の根
忘れちゃえ忘れちゃえ
覚えていられるうちに

呼吸も脈もなくした宇宙で
空気みたいな私が溶けてく
空になるの?虹になるの?
星にはならないきっとね


機械任せみたいな小顔で
誰にでもなっていけるから
とてもじゃないんだけどね

顔をしかめた人の口元に
百足が這っていたのかも
さぁおしゃべりはこれでおしまい

おしゃべりはこれでおしまい

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  • 非営利目的に限ります

ムカデロンド

閲覧数:22

投稿日:2022/03/07 19:41:58

文字数:723文字

カテゴリ:歌詞

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