「どうすりゃ良いんだ」って思って
狭い部屋の隅で考えるけど
思考回路はショート寸前
広かった筈の視界も白く濁ってく
こんな世界じゃ苦しい儘

「君を知っている」と嘯く彼
何の目的も持たないのに
どうして其の顔で嘲笑う
逃げ出したい衝動が襲う
こんな世界じゃ満たされない

自分に投げ掛ける　不信の噂
今直ぐ飛び出したいのに
バウンドしてまた戻る事象C

何度音を重ねても
何度言葉を紡いでも
届かない　響かない
沈んでいった音色
残って乱反射する不協和音
ああ僕の世界はノイズだらけだ

虚ろな期待ばかり膨らむ胸の内
今日も狭い部屋で思い悩む
外の雑音が聞こえないよう
自分の耳をそっと塞いだよ
こんな世界じゃ知らぬ儘

「いつまでそうなんだい？」と彼が言う
もうとっくに知ってる筈だろう
なのにまた同じ顔で御道化る
嘘の笑顔で固めた顔で御道化る
こんな世界じゃ満たされない

落下して行った過去の音も
擦れ違った思いも全部
バウンドして砕ける事象C

何度音を重ねても
何度言葉を紡いでも
届かない　響かない
沈んでいった音色
残って乱反射する不協和音
ああ僕の世界はノイズだらけだ

止めてくれ　沢山だ
僕を責める事に何の意味も無い
どうして欲しいの
僕に何を求めたいの
君は僕は　一つも知らない

だけど

何度音を重ねて
何度言葉を紡いだら
届くだろう　響くだろう
底泥に沈んでいった音色も
浚い上げて拾い集めた
この世界はノイズだらけだけど
輝く綺麗な五線譜の上へ
磨き上げた音達を乗せるよ
君と彼へ共鳴させる為に