煉瓦の市街で唄を歌った市民はそれを鼻で笑った
絵描きの市場奪う支配者絵は売り切れ途方に暮れ泣いた

カリスマを淘汰　美徳は火あぶりに
ブリキの人は列を成す

凱旋喝采歓声鼓膜は破れそうだ腐乱したパレード
個性を無くしたピエロに憐れみや布施は投げられない
賛美や賞賛の賞味は過ぎて華やぎは忘却の彼方
行列から逸れた君は囚われ溶かされ型に流し込まれる

鳥と羊のシュプレヒコール
飼いならされた平和主張者

排他された紅い瞳　今日の手記は破り捨てた
愚かな国の長はもう幻から逃げられない
林檎を齧る豚にミルクを零すような光景に憧れた
窓から滲む濁る光

賛美歌を歌いだせ　手を鳴らせ

傀儡銃声圧政　乞食の行列が続く貪るパレード
鳥籠の観覧車にて時も忘れて周回を重ねた
賛同者は手のひら返す大通りは閑散としてる
空しく打ちあがる花火幕切れに爪立てても仕方ないから

安直な御伽に唾をかけた　背徳を盾にして愚行を続けた
「君のせいだよ」その言葉に僕は笑い転げた
貴方はそのままでいればいいよ