どうしてそんなに
遠くばかり見つめているの??

遥か遠くの未来を
知りたくて堪らないの??

ふと目を落とせば
小さな白い花が
気付いていないだけで
春はすぐそこに来ている

目の前の今だけを
ただ見つめていればいいよ
ほら 透きとおる瞳には
すべて煌めいて見えるでしょ
はじめてのことが
たくさんあるはず
ほら その花の名前すら
きっとまだ知らないでしょ


どうしてそんなに
思いつめた顔をしてるの??

見たこともない世界に
立ち竦んで動けないの??

霞の向こう側
隣の街には
息を潜めていた
少し早い春が来ている

一歩ずつ その足で
ただ進んで行けばいいよ
ほら 挫けないその手なら
きっと手が届くはずでしょ
積み上げたものが
たくさんあるはず
ほら 春を呼ぶその風も
きっと背中を押すでしょ


明日が待ち遠しくて
眠れない夜のこと
あのときめき
君はまだ覚えてる??

昨日 夢見た明日は
今 この瞬間だって
気付いていないだけで
未来はもうここに来ている

目の前の今だけを
ただ見つめていればいいよ
ほら 軽すぎる魂は
どこまでだって行けるでしょ
初めてのことが
たくさんあるはず
ほら その花も あの風も
空の向こうのあの雲も

目の前の春だけに
ただ溺れていればいいよ
ほら 目眩く世界には
楽しいが溢れてるでしょ
焦がれた未来が
そこで待っているから
ほら その先の季節すら
きっとまだ知らないでしょ

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Spring Haze

足元の春に気付く詩。

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投稿日:2021/02/21 14:34:34

文字数:614文字

カテゴリ:歌詞

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