薬指にはめているきれいな指輪。

君は遠い遠い世界でも、

お揃いの指輪をしてくれているの？

君の声が頭の中を駆け巡る。

一緒の帰り道で話した、他愛もない話。

でもそれは、今でも私の心を揺さぶっているんだよ。

幾百の言葉の中で、ひとつだけ大きく鳴り響いているのは君の言った最後の言葉。

＜今まで、ありがとう＞

ずっと、鳴り止まないんだ・・・。

逢いたい。逢いたい。とにかく逢いたいんだ。

もはや声にすらならない声で、君の名前を、叫び続けている。

いつか、いつか君に伝えたいと思っていた気持ちがあるんだよ。

でもそれは私の中にずっと眠っていて。

それでもどこかで私を見守る君に届けたい。

だから私は、この歌を、歌うよ。

時間は止まらない。街はどんどん変わっていく。

それでも大好きな君のことはずっと忘れない。その思いは変わらないよ。

逢いたい。　伝えたい。

記憶の中で私に優しく微笑んでいる君に。

＜君のこと、ずっと、愛しているから・・・。＞

と。