水たまり症候群

夏になりかけの最近 夕立が
少年少女の苛立ちみたいに
せわしなく揺れて 揺れて

ふと覗いた虹が凪ぐ 弱い雨
少女少女の寂しさみたいで
苦しくて拭って 拭って

蒸し暑いはずなのに
なんだか寒いよ なんて震える
背中合わせでもいいから
少し 誰か寄り添ってくれないかな


逃げ出した 水たまりを蹴って
ねえ ねえ ねえ あたし金魚かもしれない
アスファルトの上で 息ができないよ
見上げれば たくさんの涙が突き刺さる
ああ 海のような空が 恋しい



背伸びして夏になりきる 白南風に
少年少女の背伸びを重ねて
なんとなく怯えた 怯えた

雨の止んだ空無意味に 青すぎて
少年少女は優しさ求めて
唇を噛んだ 噛んだ

爽やかなはずなのに
なんだか冷たいよ なんてうずくまる
微熱気味でもいいから
少し 誰かあたためてくれないかな


駆け出した 水たまり弾いて
ねえ ねえ ねえ あたし熱帯魚かもしれない
苛性ソーダの中で 熱く溶けちゃうよ
溺れれば どんどん世界が消えていく
ああ 空のような海が 恋しい



何もかもが一瞬で消えそうで
あたたかさのような愛に泣いてた
雨にうたれても 晴れにかわいても
水たまりのような世界に惑ってるから

踏み込んだ 水たまり揺らして
ねえ ずっと 変わりたかったんだ
泣いたままじゃきっと(息はできないよ)

走り出した 水たまり散らして
ねえ ねえ ねえ あたし人魚になりたい
青いこの世界を どうしようもなく游いでくの
ああ 涙が降り注いで 愛しい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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水たまり症候群

いちばんすき

閲覧数:466

投稿日:2015/06/23 02:33:34

文字数:658文字

カテゴリ:歌詞

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