薄紅の莟はもう直に
綻びそうにその身を揺らす

やわらかく馨れば想い出と
溢れ出でては溜息咲かせ

『僕』を極彩る 狂おしい程に

君恋うる 朝を 夜を
幾越えて僕は生きる
刻、燃ゆる 胸の奥に
唯ひとつ痕を残し


脆く儚いのはいつの日か
固く結んだ ふたりの小指

美しく飾って切り取った
現実は夢 褪せぬ花弁

『僕』を存続した 醜くも強く

君恋うる 瞬間を 永遠を
幾重ね 想い 廻る
季節、萌ゆる その姿を
双眸に映す事なくとも


―――繰り返す散華

君恋うる 朝も 夜も
幾過ぎて心焦がす
刻、燃ゆる 焔となり
唯ひとり愛し続ける

君恋うる 瞬間を 永遠に
幾繋ぎ僕は生きる
季節、萌ゆる その桜花は
在りし日のいつかのまま―――

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

君恋うる刻、燃ゆる

お久しぶりです。
しばらく書いてなかったら中々書けなくなってて困りましたorz

今回の詞はタイトル先行で書いてみました。
『四季』と言うテーマで4つタイトルを考えたのですが、
その内の「春」がこの詞になります。

和風で古風な慎ましくも鮮やかな恋の物語を書こうと思ってたのですが、
出来上がったものは何だか微妙に違う気がします(苦笑
そして相変わらず特殊読みも雑じりつつ。

他の3つのタイトルもその内投稿出来たらなと思いますー

前のバージョンで全ひらがな表記版が読めます。

閲覧数:112

投稿日:2009/03/19 04:23:34

文字数:325文字

カテゴリ:歌詞

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