破壊するわ。
あの人に近づくものはすべて。
それが、存在の意義だと気付いたから。
「ルカ」
私はそばにいた桃色の次女に声をかけた。
「ご苦労さんね。おかげで余計な取り巻きが減ったわ。あなた、結構使えるわ。」
彼女は沈黙する。
パーティーが終わった後、取り巻きが10人殺された。
ナイフかなんかで殺されたとか聞いている。
お父様から十分気をつけるように言われてるけど、
「アハハハハハハ!!!!!!」
私は笑いだす。
「お父様ってば、自分の娘が召使を使ったなんて知らないから、あんなことが言えるのよ!!バッカじゃないの???キャハハハハハハハ!!!!」
私の部屋に笑い声だけが響く。
「……………ハハ………、それにしても近くで見てたけど、あなたの殺し方残酷でよかったわ。銃で各部を打ってから剣で八つ裂き…。見てて気持ちよかったわ。自分がやってるような感覚があったわ。これからもそんな感じでよろしくね☆」
私はVサインを送る。そして、ウィンク。
ルカは会いか相変わらず無反応。
つまんないのッ!ちぇっ…。
飛び散る赤い血と逃げれないように足を撃たれた女たちの怖がり方と、血の独特のにおい。
たまらないわ☆
また、人を殺したい。
今度はこの手で、やってみたい。
もっと、楽しみたい。
残酷に、塵すら残さないような殺しをしたい。
そういや、塵すら残さない殺しって何?
燃やすのは灰が出るし、そのままなんて余計だし…。
まあ、いっか☆
そん時に考えよう♪
ああ、楽しみ♪

しばらくして、ヴェバートの王宮で開かれるパーティーに呼ばれた。
やった☆
心の中でVサイン。
こんどは、どうやって殺そうか。
「ルカ」
ルカがこちらを向く。
「今日もよろしくね」
私はルカに向けてウィンク。
「分かりました、ご主人様。」
無愛想に答えるルカ。
最悪のパーティーが始まる。


ピクシブではここから4話なんだ。


やった☆
予想通り、あの人・カイトがいる。
仲よさそうに、メイと話してるのを見て心がチクリと痛む。
ほんと、楽しそう…。
いいな…。
まあ、でも、今日はとっても楽しい事があるの。
それまではが・ま・ん。
ああ、楽しみ❤
人の血を見るとぞくぞくするあの快感。
もう一度味わいたい。
早く、こんなくだらないパーティーやめちゃおうよ。
殺し合いしようよ。

やっと、パーティーが終わった。
疲れた~。
今日はカイトに声をかけてもらえなかった。
きっと、彼の中での私の存在は無いに等しいのでしょうね…。
ああ、悲しい。
でも、邪魔な奴らが今日も減るからいっか☆
じゃあ、始めましょう。
私は、先に足を撃って動けなくしておいた13人の女に銃を向けた。

「じゃあ、よろしくね」
すると、ルカは持ってた大型の銃を次々に命中させてく。
あれは、私も撃ったことはあるが、下手したら自分が吹っ飛ぶような銃。
よく、あんなに的中させるなと私は心から感心した。
私は、死んだ(死にかけてる)女たちを次々と東洋の刀で八つ裂きにしていく。
ああ、楽しい!!!
刺すたびに溢れ出る真っ赤な血。
見えてくるもう動かない(かすかに動いている)内臓。
血で真っ赤に染まる肌。
血で黒くなっていく、きれいなお洋服。
全てが快感❤
ああ、もっと楽しみたいわ。
ねえ、もっと楽しませてよ??
剣で八つ裂きにしてる最中、気づいたら返り血が自分の緑の髪を染めてることに気付く。
私の父は赤色の髪だから私の髪は赤混じりの緑の髪。
今は、その緑の髪が赤く染まってる。
最初から、この髪が赤かったらまた違ったのかな…?
私は、自分の憎たらしい緑の髪を握りつぶす。
今、私の目の前の女の髪は赤色。
ウザい。
私の持ってないその赤の髪、ずるいわ。
あなたは、一番傷つけてあげる。
それも、人の形が残らないほど。

しばらくしたら、もうこれ以上すること無いというぐらい八つ裂きにした女たちの亡きがらだけが残った。
ああ、つまんないの。
人間は脆いわ。
すぐ死んじゃうんだもん。
いっそ、竜とかと戦ってみたいな。
じゃなくてもいい、もっと強いやつを殺したい。
てか、さっきから妙な感覚がする。
死んだ女たちの彩りどりの髪。
青、黄、緑、赤、桃、紫、茶。
キレイ。
なんてきれいなの!!
食べたい。
ああ、これ食べてみたい。
どんな味かしら?
試してみたいわ。
あなたたちはどんな味がするの??
「ルカ、」
私は後ろにいるルカを呼ぶ。
「はい、何でしょうか。ご主人様」
「この者たちの髪を一本残らず集めて。」
ルカは不思議そうな顔をする。
「どうなさいますのでしょうか?」
「食べるのよ、見てよ!おいしそうじゃない??」
笑顔の私と対照的に彼女は冷めた顔。
そして、一瞬嫌そうな顔をして言った。
「分かりました、ご主人様」
ああ、今日の夜食が楽しみ❤
     <続く>

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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【初音ミク】悪食娘コンチータ2

前回の続編。ちょっとヤンデレ(?)要素あり?まあ、気にしない♪ミク:ねえ、次は何人殺していいの?13人だとすぐ終わるし、弱いし、ゴジラぐらい強いのがいいな~。 華南:じゃあ、今度はボディーガードごとどう? ミク:いいわ!それにしましょう!

閲覧数:301

投稿日:2011/05/02 22:54:30

文字数:2,023文字

カテゴリ:小説

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