「私的アルマゲドン」
　　
幸せのリング　真っ白なドレス
プリザーブドフラワーの髪飾り
二人で選んだ　甘い赤ワイン
光の差し込む海辺の教会
　
闇に包まれて　全て消え去って
黒く潰されて　何も見えなくて
貴方を壊して　私も壊れて
未来も無くって…
　
何故　瞳を逸らすの？
もう　戻れないの？
街中で流す　涙は嘘くさい
別れを告げられた後の私は
心が空っぽの　独り置き去りの花嫁
　
貴方と出会って　貴方を見つめて
貴方に恋して　貴方も答えて
貴方と毎日一緒に過ごして
貴方にキスして　貴方に抱かれて
花に寄り添った　白い蝶のように
貴方の隣で　これから一生
いつまでも二人で全然変わらないと思ってた
　
貴方は捨てるの？　私を捨てるの？
吸い終わった後の煙草のように
床に押し付けて何もないように
次の女の所へ行くんだわ
何がいけないの？どこがいけないの？
解らず裏切り者の貴方が許せない
こんなのは夢よ
だから早く戻ってきて欲しいの
　
あの髪の長い　女の方がいいの？
どこが良かったの？清純そうなところ？
偶然道端で「あの子」と会った
私に気が付いて　上目づかいで笑ってる
　
勝ち誇ったように私を見てるわ
何も知らない少女は偽りよ
足元から伸びた影は悪魔だ
甘い誘惑で貴方を誘って
何処までも続く細い蜘蛛の糸で
彼を絡めて「絶対離さない」
真っ直ぐ私を見つめてるその瞳が言ってる
　
あの子も好きなの？彼だけ好きなの？
私も好きなの　彼だけ好きなの！
どうして彼なの？他にもいるでしょ？
私は彼だけ代わりはいないの！
声にならない　声で叫んでるの
彼を返して　私に返してよ
彼が再び手に入るのならば
形振りなんか　構ってられないの
　
それでも駄目なの？貴方は捨てるの？
私を捨てるの？あの子を選ぶの？
狂気の渦が　私を支配する
でも戻って来てくれるというなら
私は変わるわ　これから貴方の
好みの女に　変わって　もう一度
幸せのリング貰う努力する
それでも私の方を見ないなら
　
貴方を壊すの　あの子も壊すの
私も壊れて　明日も壊れて
未来も無くして　世界の全てが
天国みたいに美しい処へ
皆で行けば　この黒い気持ちも
亡くなって鏡に映る醜い感情の自分を
見ずに居られるかもしれないけど
　
貴方と出会って　貴方を見つめて
貴方にキスして　貴方に抱かれた
あの時に戻る　夢を見続る
これからそれだけ願ってみるけど
所詮愛なんて　永遠のものじゃない
でも私　貴方を信じたかった
それも全て無駄
これは私的に世界の終わりと同じ事なの