『-Lycoris-』


S
"もしも僕が 貴方の瞳だったなら"
  ――― 燕(ことり)の 哀しき歌は

綴じられた未来(そら) 雪白(ゆきしろ)の街へ散らばり
沈んでいった


A
雪灯りの照らす窓
春の音(ね)が 遠くに響いていた

病める月の映す空
俯いて 静寂(しじま)を呼び込んだ


B
蒼い君の瞳(め)は
遙か 羽ばたいた

けれど

鳥には 成れないまま
童話の底に沈んだ


S
"もしも僕が 貴方の瞳だったなら"
  ――― 燕(ことり)の 哀しき歌は

相容れぬ童話(そら) 想い馳せながら
白紙(しろ)へと 沈んでいった


舞い降る星屑は季節外れの"相思華(ソウシバナ)"

天使の花

空(あお)へ繋がれた梯子の先に
君の幸福(えがお)を信じて



A
街を望む 金の塔
天を指して 朽ちた二つの針


B
重ね合うように 繰り返し紡いだ

言葉

使い古した "其れ"は 
子供騙しの "約束"


S
きっと

僕ら結んだ 女神(うんめい)の糸は
神話通りに断たれて

相容れぬ空 想い馳せながら
白紙(しろ)へと還るのだろう


此処に降る星は 季節に遅れた"相思華(ソウシバナ)"

天使の花

君に繋がれた梯子の先へ
僕は両手を伸ばした



C
いつか

サファイアの瞳(め)に映った小鳥は 蒼い翼を広げて
相容れぬ童話(そら) 想うことも無く

幸福(しあわせ)そうに 笑った



S
此処に降る星は 季節に遅れた"相思華(ソウシバナ)"

天使の花

僕ら結んだ 女神(うんめい)の糸が
神話通り断たれても


舞い降る星屑は季節外れの

-Lycoris-


相容れぬ童話(そら)の向こうの君を...

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

-Lycoris-

コラボ用、に書きました。転載。
幸福の王子にリコリスと青い鳥とその他諸々を加えた何か。
相変わらずの癖です。

閲覧数:179

投稿日:2011/09/02 03:09:04

文字数:728文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました