土曜日が終わるね
うたた寝のふりをした こんなふうにして
バスタブに沈んで
世界が終わるまでは このままでいよう
粉々になった夜なら カサネテかさねて重ねた
指のあいだをすべりおちる わたしを掬ってほしい
空っぽになるピアスホールを
誰かの好きな唄で満たす
物真似に飽きたら出かけよう
どうせ雨は止まないんだろう
終わりそこねた土曜日
まどろみに浸ったまま このままでいたら
雨音にまぎれて
わたしを呼んでください
粉々になった夜なら いくつもいくつも重ねた
爪を短く切ったのだって 誰かのためじゃない
冷たくなったピアスホールを
あなたの好きな唄で満たす
飾る理由が欲しいだけです
どうせ雨は止まないんだから
あなたが傘をさしてくれるまで
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