<応募用> バケモノ・ハイドレード (改稿)


いびつな いきものなど
このふかいうみに しずんでいろよ
ひかりも させぬしんえん
せいじゃくのなかで
ばけものにかわる

ことばを くちにさえできずに
はいどれーどのあわ うむ
うえめざし あらそう
ありえぬらせん

なみだすら とけはてたそこでは
はいどれーどのあわ うむ
いきのびて くらうは
こごえたらせん

だれにも みつからぬよう
しずかに ひそんでいる
ばけもの・はいどれーど
ばけもの・はいどれーど


  *  *  *


歪な イキモノなど
この深い海に 沈んでいろよ
光も 射せぬ深遠
静寂の中で
バケモノに変わる

言葉を 口にさえ出来ずに
ハイドレードの泡 生む
上めざし 争う
ありえぬ螺旋

涙すら 溶け果てたそこでは
ハイドレードの泡 生む
生き延びて 喰らうは
凍えた螺旋

誰にも 見つからぬよう
静かに 潜んでいる
バケモノ・ハイドレード
バケモノ・ハイドレード


  *  *  *

深海で唯一生じる泡がハイドレードです。
酸素ではないものを抱いた泡と、
光あるところでは生きられないモノを
イメージして書いてみました。
生きられない異質なモノの伝えたい気持ちが
ハイドレードの泡になって光をめざしますが
既にDNAとなり、葛藤を生む。
生きられなくても、生きる。
そんな歌詞をめざしてみました。

■すみません。
どうしても甘いところに気付いてしまいました。
改めてよろしくお願いします。

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<応募用> バケモノ・ハイドレード (改稿)

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投稿日:2010/10/06 22:24:31

文字数:644文字

カテゴリ:歌詞

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