A1
沢山の嘘が一面の床に
窓から吹き込んだ風が
また一つ、黒い写真を重ねた
A2
探してた音は、今頃鳴って
どこか欠けてしまったような残響が
ずっと鼓膜に残った
B
今まで 確かに 残してきた轍は
まだ足元にあるような 何処にも無いような
サビ
遠く君が往く
僕の眼に 冷たい光だけ映るように
灯を遮って消えた
振り続けた手を 止められずに
月との間へと押し込めたのは
僕だけの秘密だ
たくさんの うそが いちめんの ゆかに
まどからふきこんだ かぜが
またひとつ くろい しゃしんを かさねた
さがしてた おとは いまごろ なって
どこかかけてしまった ような
ざんきょうが ずっと こまくに のこった
いままで たしかに
のこしてきた わだちは
まだ あしもとに あるような
どこにも ないような
とおくきみが ゆく
ぼくのめに
つめたい ひかりだけ うつるように
ひをさえぎってきえた
ふりつづけた てを
とめられずに
つきとの あいだに おしこめたのは
ぼくだけのひみつだ
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