低血圧な朝　誰にも言わないおはようが喉の奥で消えた
新聞でもテレビでも　同じような話題の繰り返し
ハロー　黒電話の受話器から君の声

幸せですかって問いただしてみて
まだ生きたいって言ってみせて
駄目だよ　だってモーニングコールが
こんなにも　泣きそうに繰り返し叫んでいるのに！

眠たげな昼　誰かにおはようって言われた気がする
向き合っているものは　どれもこれも退屈です
Good-by!　電子音が奏でたのは君の声

幸せだよって言ってあげるよ
まだ生きたいって言わせてみせる
待ってよ　だってあの着信音が
あのくらい　鳴り響くのを見たことがあるの？

覚醒した夜　反対側から聞こえたおはように答えた
まださようならには　ちょっと早すぎると思う
バイバイ　聞かなかったことにした君の声

幸せだよって言ってほしいの
まだ生きたいって言ってみたい
そうだよ　だって君という鳴き声は
こうやって　ずっと喚き続けてきたんじゃないか！

駄目だよ　だって僕という存在価値は
いつまでも　ここに君を引き止めることだけだからさ・・・