表道泳いだら
裏に抜けて
地下へこの身を寄せる
暗い楽園
頼りない喧騒は
今日も同じ
台詞辿っているわ
いつもと違う役演じてるのはあなただけ
間違えた言葉ならワインに溶かしこんで
柄にもなく一息にごくりと飲み干そうじゃない
指輪のない薬指見えているけれどね
花束みたいな嘘ついて
それで
裏道に見えた影
ふたり分の
視線出会った瞬時
額を掻いた
こんな時雑踏は
何故か遅い
表情(かお)も揃っているの
皆と違う役演じてるのはわたしだけ
一人きり冷え切ったグラス縁つま弾いたら
気遣い屋のマスターがワインを注いでくれたの
指輪はめた薬指見つめてはため息
花束みたいな嘘ついて
はやく
駆け込んだ男なぞワインの当てにしようか
見て見ぬふりしてやればなんだか酔っぱらえそう
指輪はめた薬指見つけたら笑った
花束みたいな嘘つきね
あなた
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想