「明日、世界が終わるって。」
誰かが言っていた予言が
奇妙な程に当たった

「さよならはしないよ」って
キミに触れれば触れるほど
なぜだか閉ざしていた気持ちがまた
動いた

どうだっていいことに
二人ではしゃいで笑って
こんな日々がずっと
この先続けばいいと思ってた　

キミがふとした瞬間に
溢した優しさが
誰にも言えない痛みに変わったの

何度も迷って、迷って、
強がることでさえ
流星を指したあの日みたいに
世界の中心で

もう何千年しまった分の
「愛してる」の言葉が
声に出せないまま
ずっと隠してるまま

何千年過ごした時間が
「愛してる」の想いに
大きくバッテンを書いてた

キミに何も届かないままで

始まりはなんだっけ？
いつしかキミが隣で
「一緒がいい！」と駄々をこねて
喧嘩になったんだっけな

あの日ふとした瞬間に
見せた笑顔が
寂しさに満ちた笑顔に見えたの

あれから歌って、歌って、
光へ往くことで
募り募った想いを全部
笑って逸らした

もう何千年しまった分の
「愛してる」の言葉は
意味を成さないまま
ずっと胸が痛いまま

何千年と抱いた感情
最後くらいはどうか
伝えてもいいのかな

何十回何百何千
何光年何千光年
キミといれれば怖くはないから
それだけでいいから

もう何千年紡いだ分の
愛に満ちた世界は
夜明けを迎える

「約束しようよ」

何千年失った後も
まっさらな世界で
共に歌い続けよう
二人で歌おう

何千年失った後も
まっさらな世界で
キミを見つけに行くから

もう何千年だろうがずっと

もう何千年しまった分の
「愛してる」の気持ちを
キミに知ってほしいから

「あのね。」
「ずっとキミのことが───」

「＿＿＿＿＿。」