あなたが✕んでいくかおをみてたよ
そんなきぶんだった
かいせいのそらは淀みきっていて
おおげさに かわいたくうきを呑みこんだ

たりない再生機器
どこにも売ってなくなっちゃった
かかえたフロッピーのたば
おもいだせないあなたについて

ねうちのないデータ
どうやって捨てればいいやら
「わたしが燃やしてあげる」と
きこえたのは したったらずなこどもの声?


あなたが✕んでいくかおをみてたよ
そんなきぶんだった
みちすがら いき絶えた蛾のはねの
めだまもようが ずうっとついてくるから
もうこわくてふりむけなくなった

病床のにおいのように
だめになっていくのがよくわかる
だからなにも言わないでいて

おもいだせないあなたについて
おもいだす術をなくせば
しめった街のあかり
はれやかなよるがくる
(…おとなたちは しあわせ踏みならし
ここまでやってくるだろうか)
ああ、いまはただ
この手の身軽さがうれしかった!


きっと再生できなくてよかったの
わたしが✕んでいくかおをみてたよ
わたしが✕んでいくかおをみててよ
(そんなきぶんだった) 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

あとしまつ

こちらの詩に素敵な曲をつけていただきました。
https://youtu.be/mDIBpy6dIyg
ありがとうございました!

閲覧数:193

投稿日:2022/12/11 11:57:07

文字数:474文字

カテゴリ:歌詞

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