黒く赤く 朽ち行き
終の日を 待ちわびて
鈍色の 太陽が
沈むのを 見送った
こびりつく 褪めた紅
耳元には 叫ぶ風
失くしたものの代わりに
得たものはどれほどだった?
灰色の 指先を
瑠璃の海に 浸して
彩のない この身に
玻璃の光 纏って
奪ったものの代わりに
全てを捧げられたなら
爛れ崩れ 散り行く
終の日を 待ちわびて
鉛色の 雲間に
懐かしい 影を見た
こびりつく 褪めた青
耳元には 裂ける声
失くしたものの重みは
得たもののどれほどだった?
涸れ果てた 爪先を
瑠璃の海に 浸して
彩のない この身に
玻璃の光 纏って
奪ったものの代わり、と
この色に捧げられたなら
悔いることの 出来ない咎
朽ちることの 出来ない…
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想