二人が家に近寄ると、中から、魔女が出てきました。

魔女「こんにちは、可愛い子供達。」

 魔女が不気味な声を出しても、ヘンゼルとグレーテルは怖がりません。
それどころか、こんな事を、魔女に向かって言ったのです。

グレーテル「おばちゃん・・・」

ヘンゼル「だぁ~れ~?」

 思いもよらぬ言葉に、魔女は驚きました。

魔女「お、おばちゃんだとぉ!!」

 しかし、ヘンゼルとグレーテルは、そんな事気にもせずに、ワガママを言い始めます。

ヘンゼル「お腹すいたー。何かちょーだーい。」

グレーテル「疲れてるんだからぁ~。」

 そのため、もう魔女は怒り出し、家の奥から魔法の杖を持ってきました。
そして、二人の方へ向かいます。

魔女「私を怒らせた事を、後悔させてやる!」

 すると、いきなりヘンゼルとグレーテルの態度が変わりました。
また、さっきまで魔女の手元にあったはずの、魔法の杖が無くなりました。なんと、その杖はいつの間にか、グレーテルが持っていたのです。
 魔女は、段々、気味悪くなってきました。

ヘンゼル「何か、くれるでしょ。ねぇ・・・」

グレーテル「何かくれないならぁー。」

二人「たたじゃ、すまないかもよ?」

 グレーテルが、持っていた杖を魔女に突き立てると、魔女は真っ青になりました。本当に、この二人が、魔法を使えるような気がしたのです。

魔女「あっ、はいぃ!! 今、すぐに何か、お持ちいたします!」

二人「やったぁ~!!」

 こうして、ヘンゼルとグレーテルは、魔女を召使にし、いつまでも幸せに、暮らしました。

おわり☆

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

気の強い・ヘンゼルとグレーテル3

 これが、最後の話です。
少し怖い、エンディングになってしまいました。すみません(-_-;)

 投稿しようか迷ったのですが、最後までやり通したくて、投稿しました。
変な話で、すみません。ウゥ・・(ノω・、`)

閲覧数:149

投稿日:2010/07/18 09:08:26

文字数:681文字

カテゴリ:小説

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