そこにいたいと 思っていた でも
そこに私はいらないと思っていた
独りよがりじゃ格好悪いから
元から望んでないふりしてた
地の下で彷徨う私に モグラさえ
見向きもしなかった

明日はあの日が来る
幸せと淋しさで
身の程を弁えるあの日が

おこがましいので
切なくはなりたくないので
言えずにいたのですが、また迎えました
「素敵な一年になりますように」
大人になるにつれ心に染みこみます

そこは怖いと思っていた
どんな服を着ていけばいいのか
ありのままの私じゃ
駄目だと弁えていたの
そんな戒めを解いてくれて
少し楽になったよ ありがとう

海堂桜が咲く 置いていくように
変わらない花びらに
心は狭くなるけれど

取り柄はないけど、惹き付ける魅力もないけど
この声 音に乗せて ぶつけている
素敵な一年にしたいから
顔上げ 胸を張り 息を吸うの


忘れることは 生まれ変われる意味を持つと
いつまでも そこにばかり いられないから
見えない未来にばかり 期待すんな
綺麗に咲く花は、枯れなかった花

おこがましいので
慎ましく盛大に歌う
この声、その鼓膜に
届けばいいから
素敵な一年にするために
顔上げ 胸を張り 息を吸うの

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素敵な一年になりますように

「素敵な一年になりますように」
昔は誕生日の時の定型文だったけど
大人になった今、「素敵な一年」について考えるようになった
一年前も「素敵な一年になりますように」と言ってもらえたけど
素敵になったんだろうか。
素敵とは。
見たくないものをわざわざ見て ヘコんで
嬉しくないものに笑って ヘコヘコして。
この桜が咲くまでに約束を守ってもらえなかったらもう辞めようと
思っていたのに辞めぬまま 
あれから桜は何度も咲いて散って咲いて散ってしてる。

一日でも多く、素敵な日々を送れる一年にしよう

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投稿日:2019/03/11 00:25:41

文字数:515文字

カテゴリ:歌詞

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