夕暮れと朝焼けの真ん中を切り取って
そっとポケットにしまい込んでみた
誰にも出会えない湿った道の先に
酷く壊れそうな感覚の亡骸が臭う

道化を演じるのは得意じゃないけど
笑えるようになったのは嘘のおかげだし
悲しみを纏って俯くのならいっそ
誰にも知られずに踊っていたいってね

桃源郷を求めていけると信じさせられ
逃げ場を失う速度はまさに音の速さだ
色あせた真実を静かに見送れば終わる
抱きしめたいのはありふれたストーリーの中

繰り返すことを永遠というのなら
何も感じないことだってそれに似ている


大雨と快晴の真ん中を象って
ぎゅっとポシェットにくすね取ってみた
誰とも笑えない茂った藪の先で
脆く破れそうな網膜の残骸が焦げる

勇者を演じるのは苦手じゃないけど
迷えるようになったのは嘘の手柄だし
卑しさを拭って汚れるのならいっそ
誰にも見られずに弾んでいたいってね

猛勉強で叶えていけると信じさせられ
行き場を失う毒矢はまさに意図の錯誤だ
噛みしめた建前を僅かに見届けて終わる
駆け出したいのはありきたりストーリーの先

巻き戻すことを残心というのなら
何も通じないことだってそれに似ている


導き手は私を置いて遠く遠く
畦道で何度も切った脛の傷
蛍だけが照らすのは思い出と
見たくもなかったあの日の号哭

選ばれし選ばれなかった幾千の
星の色は風に流れて飛んでった
真水の音がどうしても消えない
確かなのはこぼれ落ちた指先


けんけんぱけんけんぱ
あそびましょあそびましょ
むこうにわらうはあの子とあの子
むこうでないたはあの子とあの子

あの子は

どの子?

あの子は

どこの子?

あの子は今も

今も泣いている

今も泣いている

ずっとこっちを見つめながら

あそびましょ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

嗤う指先鳴いた爪先

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投稿日:2025/04/06 22:03:46

文字数:751文字

カテゴリ:歌詞

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