僕と貴方は近くに居るのに遠いんです
物理上は近くても　想いは遠いんです
貴方は僕の想いが届かない所に居るんです
一歩僕が貴方に近づけば　貴方は一歩前に出るんです
僕が走れば　貴方も走る
近道したら　貴方はワープしてしまう
縮まる事の無いこの距離は開くばかり
どうすれば　貴方に追いつきますか？
貴方はどうして僕に近づいてきてくれないんですか？
どうして…？

ある日貴方が物理上遠くに行きました
物理上での遠くへ　想いも遠いままに
貴方は僕の想いが届かない所に逝ってしまう
一歩僕が貴方に近づけば　貴方は一歩前に出てたのに
僕の目先に　誰も居ない
何も無い先　そこに貴方が立っていたのに
縮まる事の無いこの距離はさらに開いた
もう二度と　貴方に追いつく事は無い…
貴方がどうして僕に近づかなかった意味が分かりました
どうしてか…

貴方の日記帳を見つけ勝手に読みました
僕が感じた距離は　貴方の思いやりで
悲しい思いをさせないための距離なんですね
貴方の精一杯の笑顔を　僕と貴方との精一杯の記憶を
覚えています　忘れません
僕のトナリに　貴方が笑顔で立っています
縮まった距離が僕の横に存在していました
この距離を　幸せと世間では呼んでる…
貴方のために僕は声を上げて貴方の歌を詠い続けてます
距離の詩を―――…