微笑んだ気がする遠い夢の中

ここから光が見えるよと
囁いた声は誰かのもので
泡になって昇っていった
その軌跡を眼差しで辿る

差し出したはずの思い出だけ
ひどく透き通って綺麗なんだ
何かを守ると言葉にした日の
片腕に抱いた銀の傷

深く深く息を吸って
この温かい場所に潜り込む
どこまでも涸れない藍に包まれて
揺らすのは生まれてきた日のこころ

微笑めば消えゆく遠い夢の中

投げ出して冷めた両足だけ
今も色を持って交わるんだ
忘れたつもりの何かに触れ合う
時間を呑み込んだ世界

長く長く目を瞑って
この懐かしい場所に浮かぶだけ
継ぎ接いだ傷に接吻ける影なら
僕のよく知る脆く白い魚
囁いて

深く深く息を吸って
この温かい場所に潜り込む
どこまでも涸れない藍に包まれて
揺らすのは生まれてきた日のこころ


微笑んで目覚める遠い夢の中

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

深海ユートピア


眠りと目覚め。
夢の中でゆっくり休んで、また朝に浮かぶ。
そんなもの。

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投稿日:2010/12/15 01:03:02

文字数:372文字

カテゴリ:歌詞

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