Some First Loves 2

投稿日:2011/12/03 01:42:13 | 文字数:2,035文字 | 閲覧数:294 | カテゴリ:小説

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こんばんは、リオンです。
遅くなりました、金曜日分です。
ちょっと横になるつもりが、いつの間にか二時間ほど寝入ってました…。
冬場の北海道はストーブの前から離れがたいです^^;
皆さんは冬場どうお過ごしですか? 地方によって違うのかな…。
寒くなりますが、風邪などにはお気をつけてお過ごしください^^

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TEXT
 

 新築の家にはまだ慣れなく、リントは寝ぼけ眼をこすりながら、のそのそと段差の高い階段を下りていった。
 コーヒーとバターとトーストのいい匂いがする。
 リビングダイニングにリントが顔を出すと、朝食の用意をしていたエプロン姿の少女が顔をあげた。
「リント君、おはよう。今、蜂蜜も出してくるから、ちょっとだけ待っててね」
 レンカだった。新しい学校の制服を着て、腕まくりをし、可愛らしいエプロンをつけて、リントの朝食作りに勤しんでいる。
「…おう」
 小さく低い声で応えると、リントは乱暴に椅子を引いて、どかっと腰を下ろした。
 その大きな音にいちいちビクッと反応を示しながら、レンカは蜂蜜と砂糖がどっさり入ったカフェオレを出してきた。部屋中に甘い香りが充満する。
 何も言わずに合掌して、リントは蜂蜜をたっぷりかけたトーストを口に運んだ。甘い…。
 その甘さは、苛立ったリントの気持ちを落ち着かせた。

 リントとレンカがはじめてであったのは、唐突な――少なくともリントにとっては唐突な――出来事だった。
 母が交通事故で亡くなってから、十年がたとうとするころだった。家を空けがちだった父から、突然電話がかかってきた。
 今日から新しい家族が増えたぞ!
 そう言って、次の日には、新しい母と、三日しか誕生日の違わない妹を連れて、家へと帰ってきた。実の母に対する後ろめたさもあり、そのときは父に吐き捨てた。
 勝手にしろ。
 しかし、視界の端に映った少女の姿に、わずか、心奪われてしまったことも事実だった。新たな母の後ろに隠れて、遠慮がちに上目遣いでこちらを見ていたレンカは、小動物のような、守ってやりたくなる愛らしさがあった。

 そのときから、レンカの態度はおどおどしていて、見ていてイライラするのだが、それでも献身的で、柔らかい雰囲気のレンカに、日々惹かれていく。
 リントはスクールバッグをとると、立ち上がった。
「あれ、リント君、もう行くの? まだ早いよ?」
「俺の勝手だろ」
 そう言ってちらりとレンカを見ると、レンカはまたビクついて、無理した笑顔を作って見せると、
「そ、そうだね。ごめんなさい。…リント君のお弁当、これだから…」
 急いで弁当箱を可愛らしい布で包んで、リントに渡す。やはりそれを乱暴に受け取り、スクールバッグに詰め込むと、家の鍵をテーブルの上からひったくったリントは、レンカの顔も見ず、低い声で行ってきます、と言った。
「いってらっしゃい」
 少し寂しそうなレンカの声が聞こえた。

 学校に行くと、レンカは少し早いだろうといったが、既に登校している生徒はいくらかいて、教室にも何人かがきて、談笑していた。その中には昨日、随分と騒いでいた奴もいて、小さな体でピーピーと騒ぎ立てる、何か虫みたいな印象だった。
「リント君」
 その虫が、声をかけてきた。
 リントは顔をあげる
「あたし、鏡音リンって言うんだ。お友達になろーよ」
 へらへらと笑いながら、虫――ではなくて、リンが言った。
「別に――いいけど」
「ほんと!」
 嬉しそうに飛び跳ねながら、リンはリントから離れていった。簡単な受け答えだけであれほど幸せになってもらえたのなら、まあいいか、と思う反面、リントは、友達って承認制だったろうか、などと考えていた…。

 下校時間を告げるチャイムが鳴った。
 サヨナラー、とどこか気の抜けた挨拶でその日の活動を終えると、リントは立ち上がって、隣の教室に顔を出した。まだこちらは挨拶が終わっていなくて、リントのクラスと同じような覇気のない挨拶をして、のそのそと帰り支度を始めていた。
 新しい妹は、どうやら既に友人を数名見つけたらしく、じゃあね、と手を振っている。
「ごめんね、リント君、待った?」
「別に」
「そっか、よかった。じゃ、行こう?」
 二人は歩き始めた。リントとレンカでは身長も歩幅も違うが、ゆっくりとしたレンカのペースに、リントがペースをあわせる。時折誰かに追い越されたり、少し早足になって追い越してみたりする。
「今日のお弁当、どうだった?」
「…うまかった」
「本当に? よかった。リント君にそう言ってもらえると安心する」
 にこっと微笑んで、レンカはそういった。
 まっすぐに見つめられたリントは耳がカーッと熱くなっていく気がして、急いで顔を背けた。顔が赤くなっている。
「…リント君?」
「なんでもない、こっち見るな!」
「は、はいっ」
 またもビクつきながら、レンカはリントにしたがって顔を背けて、何か別のことを考えているらしかった。
 少し気持ちが落ち着くと、リントはちらりとレンカのほうを見た。その拍子に、目があう。どちらからともなく、さっと目をそらしていた。
「…リント君」
「…うん」
「今日の晩御飯、カレーにするね」
「…うん」
「甘口の」
「…うん」
 リントはただ、うん、うんと繰り返すしかなかった…。

リオンといいます。よろしくお願いします!
気が合いそうだな、とか思う優しい方はどうぞメッセージでもなんでも!!
一応プロフィールを↓
[性別]
女。
でも中身はだいぶ男が混ざっていると思う。

[年齢]
第一志望校合格しました!
一番近くの高校にいけます…。よかった。
でも結局中学校三年間ほぼ勉強しなかったな…。

[性格]
男勝りですが、こういうところでは結構きちんとした言葉使いだと思います。
好きなことはイラストを描くことで、投稿しようとしたんですが…。サイズとかなんだとかで訳が分からず断念…。
異性とも同姓とも仲良く出来ます!!
たまにお母さん的発言が出たり、吸血鬼みたいなことを言い出します。
「やめなさい!!」とか、「血、なめたい」みたいな。

[好きなボカロ]
全体的に好きですけど、特にすきなのはルカ・リン・レンです。

[UTAU]
最近、パソコンで使えるようにしました!!
大量にDLし、親に呆れられました…。

[その他]
最近、友人がボカロを聞いているうちにロボ声になったという話を聞いて、少しうらやましいと思ってしまったり、「瞳を閉じて」の前奏で「リナリア」を思い浮かべてしまう、末期症状患者です。
小説には誤字脱字が多く、リンレン小説ばかり書いています。
たまには別のキャラが主人公のも書いてみたいと思いつつ、ネタ切れ気味です。

ルカ、リン、レンは俺の嫁…ていうか、むしろその三人は俺でいいよ。もう。

最近の出来事。
○気付いたことですが、死別ネタがおおいですなぁ。
○声を作って歌ったら、ボカロっぽい声だな、って友達に言われたよ!やったね!!
○晴れて投稿四百個突破です!ありがとうございます!
 しばらくは何度か間が空くこともあると思います。ご了承ください。
○ブログと言う名の妄想のはけ口作りました↓
         http://sky.ap.teacup.com/kamuzo/
○月・水・金曜日は塾があるので、不定期に投稿を休むことがあります。すみません。

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作品へのコメント1

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    ご意見・感想

    一番のり!こんにちわ、美里です。

    リント君、一目惚れなんだね。レンカちゃん可愛いもんね。
    でも、リント君、リンちゃんのことを虫って言っちゃ駄目だぞ!世界の鏡音ファンが怒るぞ!
    あぁ、レンカちゃんの弁当食べたい。カレー食べたい…

    リオンさん、私なんて、一回昼寝すると最低二時間は起きませんよ!最近は寒いですから、寝たくなるのは当たり前ですよ!
    私は東北地方なので、そんなに寒くはないですが、ストーブは手放せません。

    リオンさんこそ、風邪に気を付けてください。インフルも流行ってますから。

    2011/12/03 20:12:49 From  美里

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    メッセージのお返し

    こんばんは、美里さん^^

    リント君は一瞬で恋に落ちるタイプだと思ってます。レンカちゃんマジ天使!(笑
    そ、そうだった! リント君、メッだぞ!?(蹴
    一家に一人レンカちゃんでどうでしょう! 私が欲しいだけ!

    最近は寝ても寝ても眠くて…困り者です。どうしたらいいんでしょうね。
    あったかい所にいるとついついですよね。

    インフルは注射打ちましたから、多分平気です。効かないのもあるみたいですが…。
    美里さんもお気をつけて!

    2011/12/03 20:44:02 リオン

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