眠れない窓に映る
星が夜ごとに輪郭を増す気配
出会ったこともないはずの記憶
いつかのような名もない宇宙
続きをなぞって
覗くレンズ越し
フォーカス揺らいでる
光るほど見えない
座標から降り注いだノイズ
果てないスターライト辿る
届かないまま重ねて
何光年先へ夜を繋ぐ
そっと視界の奥へと消えた未観測の光
何を照らす
掠めた目を逸らせなくて
覗き込んだ静寂
息を潜めて
不確かでも頷いた
星あかりなぞるたび
観測していた夜の裏側
ふと目が合ったような気がした
その瞬間――
眠れない窓に映る
微かな瞬きを返した
星の隙間を縫うプロローグ
遥か響く
夜の継ぎ目を泳ぐシグナル
その続き手繰り寄せて
針の見えないコンパスを片手に
鼓動は星の速度を追い越した
軌道の先の先へ!
星図にはない座標の向こう
あいも変わらず宇宙は流れて
その眼差しは誰のもの
遠く輪郭を増していく
今はまだ未観測の
光は瞬いてる何処かで
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