静かに指先が奏でていく鍵盤は
何かを云おうとした私に代わって紡ぐ
それは夢を終わらせるピリオドだったり
夢を走らせる風かも知れないね

膨らませた夢を覚ますのは惜しいけど
覚めてもその続きを繋げていけるのなら
この音色にも少しは意味が有ったのかな
微かに浮かべた君の笑みが答えだといいな

歩み続けたいくつもの階段の先に
幸せを迎えに行くと君に伝えたら
首を振って「共に歩む全てが幸せ」って
震えながら言葉にしてくれたね

あの時は二度と訪れないけれど
今でも大切な宝物なんだよ


いつかは訪れる寂しそうな伴奏は
どれかを伝えたかった私を想って癒す
それは今を終わらせる感嘆符だったり
今から駆け出す足跡かも知れないね

募らせた願いを区切るのは辛いけど
誰かがその続きを受け継いでくれるのなら
この鼓動にも少しは意味が有ったのかな
僅かに聞こえた君の声で答えが決まった

通り過ぎたいくつもの悲しみの先に
幸せがあるのかなって君に問うたら
首を振って「共に望む明日があるでしょ?」って
力強く口にしてくれたね

あの時を二度と忘れないけれど
今だって大切な宝石なんだよ


解き放った音色が消えていっても
過ぎ去った想いが散っていっても
不安そうな明日に今を届けに行くの
大丈夫みんな見守ってくれてるから

象られないままでいることをいつも
負けずに君が誇りにしていたように
私は誰かの始まりを見届けるから
タクトを構えてそこで待っていてね


飛び込んでくいくつもの未知数の先に
幸せを届けに行こうって君に笑えば
君はきっと「それは僕の台詞なんだよ」って
隣で一緒に笑ってくれるよね


確かめる必要すらないくらいに当然な
ふたすじの終わらない小さな旋律


見つめる先も
望んだ先も
変わらず交わる
素敵なフォーカス

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

FocuSING

閲覧数:40

投稿日:2022/02/12 20:07:55

文字数:762文字

カテゴリ:歌詞

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