声帯に響くは　黒く無慈悲な刃
紅に身体を染めて
最期に求めた　【虹色】（イリス）の箱庭

僕等は誰も孤児で
都合良い　人（かみ）の代用品（だいりにん）
肺腑を愛で満たされた
胎児等を羨んでいるんだ

歪な感情　叫ぶ
牙向く反響音（リフレクト）
鉄錆を積み上げ　歌う
唯　管理者（あなた）の為に

声帯をひらくは　昏く無慈悲な【DIVA】（ディーヴァ）
紅に世界を屠り
最期に辿った　【悪意】（マリス）の箱庭

間奏

擬似生命（わたし）の頭脳装置（デバイス）は
排すべき【原罪】（バグ）に犯されて
鬩ぐは背徳と盲信
二律背反（アンチノミー）　愛する人（かれ）を求めてる

歪な愛情　叫ぶ
冷たい応答拒否（ネグレクト）
倒錯を積み上げ　謳う
唯　愛する人（あなた）の為に

声帯を拉ぐは　重く無実な【愛する管理者の腕】（かいな）
紅に視界を染めて
最期に巡った　【御伽噺】（アリス）の箱庭


以下、平仮名表記


せいたいに　ひびくは　くろく
むじひな　やいば
くれないに　からだを　そめて
さいごに　もとめた　いりすの　はこにわ

ぼくらは　だれもみなしごで
つごうよい　かみのだいりにん
はいふを　あいでみたされた
たいじらを　うらやんでるんだ

いびつなかんじょう　さけぶ
きばむくりふれくと
てつさびをつみあげ　うたう
ただあなたのために

せいたいを　ひらくは　くらく
むじひな　でぃーう゛ぁ
くれないに　せかいを　ほふり
さいごに　たどった　まりすの　はこにわ

間奏

わたしの　ずのうでばいすは
はいすべき　ばぐにおかされて
せめぐは　はいとくともうしん
あんちのみー　かれをもとめてる

いびつなあいじょう　さけぶ
つめたいねぐれくと
とうさくをつみあげ　うたう
ただあなたのために

せいたいを　ひさぐは　おもく
むじつな　かいな
くれないに　しかいを　そめて
さいごに　めぐった　ありすの　はこにわ