雑貨アーティストのテトさんと、友だちのルコ坊は、きょうは羽田空港に来ていた。
と言っても2人は、旅行をするのではなく、お店を見に来たのだ。

空港の、ショッピングゾーンにある、雑貨のお店「トーイパーク」だ。
場所がら、いろんな“旅”に関するグッズを揃えてある。

ノートやダイアリー、メモなど、異国情緒たっぷりのステーショナリー。
旅行に役立つ実用的な、スケジュールノートなどが、いろいろ置いてあった。


●ブリキのジャンボがかわいい

彼女たちは、アクセサリー・ブランドを立ち上げてから、
創作のアイデアのために、あちこち、いろんなお店を見てまわっている。

「あれ、この小さな飛行機のおもちゃ、かわいいなぁ」
テトさんは、ブリキでできたジャンボジェットを取り上げた。

「それは、女の子にも男の子にも、人気があるんですよ」
店の奥から笑顔で出てきたのは、お店の店長のメグ中島さんだ。

夏に、ここがオープンした時に、店長になったメグさん。
はじめは、さまざまなドジを繰り返していた彼女も、いまではすっかり接客業に慣れた。
お店は、空港を使う旅行者や、送り迎えの人たちに人気の、名物ショップになっている。


●月と言えばウサギでしょ!

「あ、これ、スペースシャトルだ」
ルコちゃんが、売場のすみの小物を見つけた。
「はい、これはじつは、“修正テープ”なんですよ」
メグさんが説明する。

「へぇ、かわいいねー。そっか、宇宙への旅だものね」
ルコ坊は、にこにこした。
見上げるほど大柄な子だが、まだ10歳の子供。
夢中で雑貨をいじっている。

「そうだ。ね、ここにウサギのグッズも置いてほしいな」
「ウサギ?」
ルコ坊のリクエストに、メグ店長は目を丸くした。
「どうして?」
「だって、シャトルで月に行ったら、ウサギは欠かせないでしょ」

メグさんは思った。
「うーむ、冗談と思いたいが、どうもマジのようね...」σ( ̄、 ̄=)ンート・・・

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

玩具屋カイくんの販売日誌 (38) メグさんの旅の雑貨

“旅”がモチーフの文具ってかっこいいですね。ふだん日常で使うのもいいかも。

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投稿日:2009/12/26 12:37:59

文字数:823文字

カテゴリ:小説

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