静かな世界の空の果て
星は 夜明け前 ひとつ 輝いて
焉わりを迎えた 今日の日に
ぼく(ら)生まれ変わる それだけ願う


空は崩れ 海は腐り
ぼくらにいま何ができるだろうか?


ヒトは侵蝕され愛と金欲に溺れていく
ソレガヒトノサダメナノダトダレモシンジテウタガワナカッタ
映し出されるモノ全て喰らい充足されていく
ハラガフクレタリナイモノハイクサヲハジメウバイトレバイイ

操り人形のようなぼくらと訣別(わか)れ
戒律を打ち砕いて 自由を掴め!

神の胸に剣を突き立て ぼくらは勝ち取った
確かな自由 夢に見た楽園
やがて争いごと収まり ヒトは人間に戻り
ぼくらは永久(とわ)に歓喜に包まれるはずだった


森は灰へ 山は砂へ
ぼくはいま何を為すべきだろうか?


生気を失って怠惰な幻想に耽っていく
ナニモカモドウデモイイトニゲダシタノハシナズニイキルタメ
妬みに支配され怒りのままに狂いだすんだ
カガミニウツルジブンノスガタニオソレオノノキホエツヅケル

欺き続けた魔女を裁きにかけよ
真実をこの両手に 取り戻すんだ!

きみの胸を強く貫き ぼくは解き放たれた
疑いもせず 見えぬ束縛から
やがて愛と幸福に満ち ヒトは浄化されていく
ぼくは雄々しく帰還する勇者のはずだった


ぼくは仮想虚構未来に 立ちすくんで泣いた
拡がる荒野 終わりのない螺旋
やがて駆け巡った記憶は 絶望へ誘う調べ
きみは最期に涙すらこぼさず笑っていた


声は消えて 色は褪せる
この世界は誰のものなのだろうか?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

永焉の終わりに -トワノヲワリニ-

はい!どーも、どーも!(何

C.Showjiさんの曲「永焉の終わりに -トワノヲワリニ-」に歌詞を付けさせてもらいました。
http://piapro.jp/content/qj5hm82bcwm62xhg

ラスボスチックに終末と始まりを盛り込んでこんな感じになりました。

退廃した世界というのは自分の望んでいない世界、つまりは、逃避や諦めの象徴であるのですね。
この世界をこんなにしたのは誰のなのか?
きっと、神さまや身近な人間こそが世界を終焉へ導いているのではなかろうか?
神さまや身近な人間がいなくなれば、自分の望む楽園へ辿り着けるではないのだろうか?
神さまや「きみ」をその手にかけ、しかし、それでも世界は変わらなかった。

そう。世界を変えられるのはたったひとりだけ。
神さまや「きみ」は「ぼく」の世界ではシナリオのパーツの一部にしか過ぎなかったのだから。

そんなお話です。

閲覧数:265

投稿日:2010/11/14 22:29:15

文字数:648文字

カテゴリ:歌詞

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