黒く暗黒に染まった部屋で、君を思う。
とても綺麗な、優しい光の君。


君とずっと一緒にいたかった。
だけど、こんな俺といたら君がいつか…黒に染まるようで怖かったんだ。
だから、離れた。
だから、会わなくなったんだ。

暗い暗い部屋で、君の事ばかり考えてしまって、とても苦しいよ。
君に会いたい、君に逢いたい。
それでも、臆病な俺は会いに行けない。
目の前がとても真っ暗で、何も見えないはずなのに、
君が呼んでいる…気がした。

怖いんだ、大切な君を壊しそうで。
それでも、あの日君と歩いた桜並木を今でも覚えている。
君は忘れたかもしれない、あの時の写真を。
黒い俺と白い君と、美しく咲き誇る桜。


嗚呼、逢いたい。
嗚呼、逢いたくない。
気持ちがはっきりせず、暗憺とした気分になっている。
会いたいと思った。
仄暗い内に君の所へ向かおうか。
しかし、この暗がりの中から出てしまったら…。

君と二人で、また一緒にすごしたいよ。
誤解しないでくれ、君を嫌いになったんじゃないんだ。
どうしようか、考えても考えはまとまりはしない。
だから、もう一度君に会いに行こうか。


暗い暗い部屋で、君の事ばかり考えてしまって、とても苦しいよ。
君に会いたい、君に逢いたい。

さあ、夕闇が迫る今、君の歌が聞こえる今、君のもとへ向かおう。


「アイニキタヨ―――――」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

闇の中で

ミクと対になっていて、なっていません!

明鏡国語辞典を片手に、結構面白がって書きました。

電子辞典は素晴らしい。

閲覧数:40

投稿日:2010/07/10 12:36:44

文字数:580文字

カテゴリ:歌詞

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