誰でもない

作詞曲/Δ



終電に飛び乗って殺した日々の数を数えてた
自分を殺す勇気はないらしい


同じような日々を消化する中で
今だに考えるんだ定義すらもあやふやな
才能ってもんがもしも僕にあったなら
何かをやったって 許されるような気がしてさ

でも笑われるかもなんて気にしたらもう駄目だった
だって右を向いたって左向いたって同じ顔だ

嫌い 嫌い 周りと同じに染まりきれない自分が
それが大人になるって事ですか
あんたは人生向いてないなんて思ったろそこのお前
そんなこと自分が一番分かってんだよ
死んじまえ


気付いたのはいつだった 周りの友達が口を揃えて
「この曲はいい」「あれは美味しい」
なんて知らない言葉を話してるように聞こえる自分の方がさ
オカシイなんて事はわかってるんだけど解せないな

今日もこの世界で何とか「正しく」生きて行こうとさ
見よう見まねで作ったオンボロ仮面を被るんだ

怖い 怖い 誰かの視線に晒されるのが怖くて
前髪を伸ばして 背中丸めて早足で歩く
やっぱり僕は冬が好き だってみんな寒いんでしょ
この癖になった歩き方も少しは浮かないような気がするの


普通って何 正しいって何 分かりたくもないよそんなの
似たもの同士と思ったあいつは持たざる僕とは違ったようだ
やっぱり才能か それがなけりゃ群衆にまぎれることしか許されない
でも割り切れない僕を笑ってくれないか


嫌い 嫌い 半端な自分がほかの何より嫌いだ
先生も母さんもただの一度も教えてくれやしなかった
正しい生き方を 何も無い僕にお似合いの
聞いたところで変わる気が無いこと分かってたんだろうな
怖い 憎い 痛い 嫌い 嫌い 嫌い 嫌い

誰にもなれない僕は 誰でもない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

誰でもない 歌詞

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投稿日:2019/02/14 23:05:45

文字数:754文字

カテゴリ:歌詞

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