答が在ったとして 辿り着いた現在は
不純で満ちていて 影すら消えていく
僕の名前を貴方は屹度
最後まで知らなかったでしょう
貴方の鼓動、腕、背中の温もり
足りない位に遠かった
歳を取って、鏡の中
草臥れた僕を見る頃
世界は未だ白々と照らし
明日が永遠に来るように
魅せて嗤う、沈んだ部屋
己へと課す使命を 常日頃問い続ける
無為を飲み干す頃 嫌悪に塗れていく
信じている物を失う時
生きていく価値すら薄れそうで
貴方の理想、声、笑顔の安らぎ
死にたい位好きだった
胸を張って、葵の空
強かな僕で在る様に
健気なまま愈々と急かし
映えて奪う、沈んだ部屋
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