コラボで絵師さんにイラストを依頼する際に作った
私少女、僕少年の解釈小説です。
一つ前にこの曲の解釈を載せてありますがたぶん難しいと思います;
それを小説にしたら大体こんな感じってことです。
突拍子もない発想である上、歌詞の都合上進みがおかしかったり
全然関係ない話が入っていますが一応話を繋げるために入っていますので
特に解釈には関係ないものもあります。
SFというかパラレル+ファンタジーなどなどいろんな要素入ってますので
苦手な方は読まないほうが良いと思います。
誤字脱字たぶんありますので暖かく見守っていただければ幸いです。
******
「完成しました」
「これで、世界は我々の・・・」
声が聞こえ僕は目を覚ました。
周りには白衣の大人が沢山いて、機械を動かしたりデータを書いたりしている。
手や足など、僕の体にはよくわからないコードが何本も繋がれている。
僕は一体誰なのだろうか・・・
「んっ・・・」
不意に声が聞こえて隣を見る。
其処には同じようにコードに繋がれた女の子がいた。
黄色の肩までの髪に蒼い瞳。身長の高さは僕より少し低いくらい。
可愛い服を着て、頭には白いリボンで、お姫様を見ているみたいな感覚になる。
彼女も今、目を覚ましたばかりのように周りを見渡している。
その様子をじっと見ていた僕の視線を感じたのか、こちらを向いた彼女と目が合ってしまった。
直ぐに逸らそうと思ったのにそれは叶わなかった。
彼女が笑ったから・・・微笑みとかじゃなくて無邪気な笑顔で。
その瞬間何かが生まれた。似たような感覚を前にも感じたことがある。
前・・・?前っていつだ。そもそも、僕は誰・・・?
「さぁ、コードを外せ。まずは1号機、鏡音リンから」
偉そうな白衣の男がそう言うと彼女の体から次々とコードが外されていく。
鏡音リン・・・それが彼女の名前なのだろう。
ついに最後のコードも外され、自由になったその体はまっすぐ俺の前に歩いてきた。
「早く・・・レンを自由にして」
初めてちゃんと聞くリンの声。
少し高くて、芯があって・・・なのに表情は哀しそうで、今にも泣き出しそうな瞳が僕を見てる。
さっきの偉そうな男はというと、目を見開きリンを凝視してる。
一体何がどうなっているのか、まるでわからない。
リンの言った「レン」とは僕のことか?
僕が一人で悩んでいる間にコードの取り外しが始まっていた。
一本一本外れていくにしたがって、頭が痛くなってくる。
「っ・・・あ」
痛い痛い痛い・・・。
体の奥から得体の知れない何かが込み上げてくる。
止めてと言いたいのに声が出ない。
最後のコードが取り外され、部屋中に警告音が鳴り響く。
「2号機、暴走しました!!」
2号機・・・それは僕のことか?暴走って?
そんなの今はどうでもいい。
とにかく助けて欲しい。
頭が痛くて割れそうで、体の奥の得たいの知れない何かがどんどん大きくなっていく感覚がする。
誰か誰か誰か・・・助けて・・・
「ああぁっぁああぁぁっぁぁ!!!」
頭を抱えて叫んでも、開放されない。
その痛みと共に何かが見えた・・・
僕とリンが手を繋いで歩く・・・そんな光景。
「森が、枯れてる・・・」
「このままでは大変です!!」
「折角作ったんだ・・・破壊はするな!!」
「こうなったら片割れだけでも・・・リンだけでも連れて逃げるぞ!!」
もう、何がなんだかわからない・・・
聞こえていても理解が出来ない。
意識も遠のいていき、痛みも和らいできた。
これで僕は楽になれる・・・かな・・・
「1号機何をする!!」
何か聞こえたと思ったら急に暖かいものに包まれた。
顔を上げると、蒼い大きな瞳。
リン・・・?何して・・・僕は抱きしめられて・・・?
背中にまわされた腕に力がこめられたのがわかる。
「レン、大好きだよ・・・ずっとずっと、ありがとう」
リンは笑顔でそう言って、僕の肩に頭を乗せた。
どういう意味。そう言おうと思ったのに目の前が真っ白になって・・・
別に僕がどうなったわけでもなく、ただ眩しくて目が開けられない。
何か大量な情報が頭から入ってくるような感覚もする。
暫く経って、眩しさが治まり目を開ける。
頭の痛いのも苦しいのもいつの間にかおさまっていた。
「リン・・・リ、っ!!」
彼女にちょっと触れただけなのに何の抵抗もなく崩れ落ちそうになり慌てて支える。
顔色も悪く、意識がない。気を失っているだけだろうか。
もう一度声をかけようと思った瞬間、一瞬の頭の痛みと共に多くの情報が流れ込んできた。
そして、リンが何をやったのかを悟った。
「どうして・・・どうして僕を助けたんだよ!!
この能力はリンのものじゃないか・・・なんでそんなに笑顔で。
僕の代わりなんてやめてよ」
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