暗闇を走る列車
どこまでも鬱蒼とした
森の中を走る。走る。

車窓に凭れて想い出すよ
君は今何をしていますか?
……なんて誰が言うか
君なんて死ねばいいんだ
君なんて……

意識の下に混在した不名誉なボクは言うよ
「君に会いたい」
車両の中で揺られている正しいボクは言うよ
「黙れ」

直走る騒音の中でボクは意味を探す
自分自身という名の恍惚を八つ裂きしたり
自分自身という名の暗礁で泳いでみたり
列車はどこまでも走る

この世にもし、本当に優しさと愛なんてものが有るのだとすれば
それは
ゴミの奧に、押し込んだ教科書の1ページ程の価値なんだからねぇ……
少なくともボクはそう信じていたんだ。

暗闇を走る列車
頑なに陰鬱とする
ボクの闇を揺らし、殴る

車窓もいずれは線に見える
君はもうボクを忘れますか?
……頬がどうもウザイ
荷物を置いていけない
君なんて……

意識の下に混在した不名誉なボクは言うよ
「君に会いたい」
車両の中で揺られている正しいボクは言うよ
「ボクは……」

直走る騒音の中でボクは意味を探す
自分自身という名の恍惚を八つ裂きしたり
自分自身という名の暗礁で泳いでみたり
列車はどこまでも走る

やがて着く執着の先でボクは意味を探す
見慣れぬ街という名の清算はまだ夜だけど
ひとりぼっちという名の混沌はもう夜明けだ

列車はもう遠く消えて……

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

列車

閲覧数:103

投稿日:2011/10/29 18:16:04

文字数:586文字

カテゴリ:歌詞

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