炊いたばかりのごはんはカレンダーに似てゐる
慌ただしいのに祝日が一つもない六月は黒い雨
第一週の水曜と木曜の間にのみをあてて二つに割り
お焦げのやうな四つの日曜日をしやもじでかき混ぜてみたい

お茶碗にひとすくひのごはんが盛られるとき
あたたかな湯気の力で六月は1ミリだけめくれ上がる
夏は七月を下あごにして細く裂けた口を開き
吸ひ込んだ猛暑のために汗だくになつてゐる

伸ばされた箸の先が粘り気のある米をひとつまみする
数にして115粒から125粒といつたところ
それをよくこねてはのりのやうにして日付の上に貼り付けて
数字の並びを変へてみたい 8を半分隠して3にしたりして

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ごはんとカレンダー

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投稿日:2017/09/11 23:10:21

文字数:288文字

カテゴリ:歌詞

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