狂い 愛せ
私の姿が見えないなら
せめてこの調べを奏でてみせる

弓と弦の響(クロス)が
私達(ふたり)に代わり
神に 運命とは何か
問いかけてくれる

まばゆい舞台
楽団と客
私は奏者 君は歌い手
……だった

彼女は床に
私は弦を机上に伏せた
もう弾くことはないだろう

恨み申す 神よ
私から彼女を奪った
この怒りをどうしてくれよう

女(ひと)も音楽すら
もう愛せないだろう
何よりも悲しみが勝った

病魔の手中
彼女は天に
私は独り
無音を過ごしていた

とある日
友が子馬をくれた
子馬が語-eye contact-る
「久しぶりね」と────



再び過ごす
賑やかな時
けれども
それも長く続かなかった

あの日の友が
あの馬の尾で
作ってくれた
愛しい声の ヴァイオリン

狂い 愛する
君の姿が見えないから
せめてこの調べを奏で続ける

弓と弦の響(クロス)が
私達(ふたり)に代わり
神に 永遠とは何かと
謳ってくれる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

the lover of violin

きゅっきゅっ。

閲覧数:43

投稿日:2011/07/16 11:00:54

文字数:421文字

カテゴリ:歌詞

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