気がついたら、よくわからない暗闇に一人、ぽつんと立っていた。
目の前にはドット調の青白く光る文字が俺の前に浮いていた。

『はし゛めから。
 つつ゛きから。
 これまて゛の冒険を見る』

俺は夢でも見ているのか?
だったら早く覚めて。なんでこんな時に……
でも、目が覚める方法が判らない。このままじゃ退屈だし……
こんな暗闇の中の退屈しのぎになりそうな物は、目の前の文字くらい。

「浮いてるの……か?」

そーっとそれに触れてみる。
触れたのは、『これまでのぼうけんを見る』だった。
実際に触れてみると板みたいだった。目の前の文字が増える。

『ほ゛うけんのしょ1 プレイヤー名 りん。ゲームオーバー
 ほ゛うけんのしょ2 なし
 ほ゛うけんのしょ3 なし』

「え……」

リン。冒険の書1にはリンの名前が書かれていた。隣りにはゲームオーバーと言う文字
思わずそれを触る。
目の前に次に現れたのは大きな画面だった。
画面に映像が流れる。画面にはリンが映っていた。
よくわからないめがねをつけて、よくわからない服を着て、でっかい武器を持って戦っている。
頑張って元の世界へ戻ろうとしていた。
どうやら『のろいのめがね』を外さば、元の世界へ戻れるらしい。
だが最後には『のろいのめがね』が邪魔して、何も出来なくて、
その悔しさで暴れだしていた。
『せかい の はんふ゛ん きみに あげよか ?』の質問を口ではYESと言いながら思いっきりやつあたりで魔王に攻撃をしていた。

『こんな つくりもの みんな みんな


 大っ嫌いだあああああああああああぁぁぁぁぁぁああああああああああ!!』

とリンが叫んで、積み木が崩れるように世界が崩れていった。
最後には暗闇になって、『誰か』がリンに何かを言った後、リンはその場に崩れ落ちた。
目の前の映像が赤色になって、
『レン……会いたい……』
と言う声が聞こえ、画面は消えた。
目の前には『敗者にはもう用はないでしょう?』と言う赤色の文字が浮いていた。

ははは。馬鹿みたい。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

のろいのめか゛ね ほ゛うけんの書11

11話です。次で最終話かもです。

閲覧数:426

投稿日:2009/04/18 08:13:15

文字数:860文字

カテゴリ:小説

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